予防技術検定 消防設備 過去問&類似問題&予想問題(検査の受検義務、無窓階、検定業務、17条の4命令)

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このページでは予防技術検定(消防設備)の過去問や類似問題、予想問題を公開しています。

問題にひたすらトライアル&エラーを繰り返すことで短時間で効率よく学習できるページです。間違えた問題は法令や解説ページで復習をすることでさらに効果的ですよ。

消防設備の問題にチャレンジ! 検査の受検義務について

消防機関からの受検義務のある用途(問題数2)

チャレンジ問題1

消防法第17条の3の2に規定する消防機関の検査を受けなければならない防火対象物として政令で定める防火対象物の記述として、次の中から誤っているものを1つ以上選べ。

  1. 令別表第一(1)項から(4)項まで、(5)項イ、(6)項、(9)項イ、(16)項イ及び(16の2)項並びに(16の3)項
  2. 別表第一(5)項ロ、(7)項、(8)項、(9)項ロ、(10)項から(15)項まで、(16)項ロ、(17)項及び(18)項に掲げる防火対象物で、延べ面積が300㎡以上のもののうち、消防長又は消防署長が火災予防上必要があると認めて指定するもの
  3. 別表第一(2)項ニ、(5)項イ並びに(6)項イ(1)から(3)まで及びロに掲げる防火対象物
  4. 別表第一(6)項ハに掲げる防火対象物

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答えは1及び4  1について特防は300㎡以上という条件が付き、自火報が0㎡で設置を要する防火対象物も混在している。4については300㎡未満は宿泊用途に限る。
チャレンジ問題2

消防法第17条の3の2に規定する消防機関の検査を受けなければならない防火対象物として政令で定める防火対象物について、次の用途の内面積に関係無く消防検査の受検義務が生じるものを1つ以上選べ。

  1. 簡易宿泊所 (5)項イ
  2. 診療所 (6)項イ(4)
  3. 集会所 (1)項ロ
  4. カラオケ (2)項ニ

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答えは1及び4 自火報が0㎡で設置を要する防火対象物

受検義務から除かれる設備(問題数1)

チャレンジ問題3

次の防火対象物に設備等設置技術基準に従って設置しなければならない消防用設備等を設置する場合、消防法令上、消防用設備等の設置検査(消防検査)が必要であるものを1つ選べ。

  1. 延べ面積200㎡の物品販売店舗(4項) ‐ 消火器
  2. 延べ面積400㎡の飲食店(3項ロ) ‐ 簡易消火用具
  3. 延べ面積100㎡の老人福祉施設(6項ロ) ‐ 誘導灯
  4. 延べ面積700㎡の葬儀場(1項ロ)‐ 非常警報器具

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答えは3  6項ロは自火報が面積に拘わらず義務となる用途であるため消防検査必須

消防設備の問題にチャレンジ! 無窓階について

避難上又は消火活動上有効な開口部を有しない階(問題数2)

チャレンジ問題1

次の無窓階の記述について( ア )及び( イ )の空欄にあてはまる語句の正しい組み合わせを答えよ。

 令第十条第一項第五号の総務省令で定める避難上又は消火活動上有効な開口部を有しない階は、十一階以上の階にあつては直径( ア )が内接することができる開口部の面積の合計が当該階の床面積の( イ )階(以下「普通階」という。)以外の階、十階以下の階にあつては直径一メートル以上の円が内接することができる開口部又はその幅及び高さがそれぞれ七十五センチメートル以上及び一・二メートル以上の開口部を二以上有する普通階以外の階とする。

  1. (ア)五十センチメートル以上の円 (イ)三十分の一以上の階
  2. (ア)五十センチメートル以上の円 (イ)三十分の一を超える階
  3. (ア)五十センチメートルを超える円 (イ)三十分の一以上の階
  4. (ア)五十センチメートルを超える円 (イ)三十分の一を超える階

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答えは2
チャレンジ問題2

規則第5条の2に規定する無窓階以外の階の条件で、次の中から正しいものを1つ選びなさい。

  1. 10階以下の階では直径1m以上の円が内接することができる開口部又は幅及び高さがそれぞれ75㎝以上及び1.2m以上の開口部が1カ所以上必用である。
  2. 11階以上の階では無窓階以外の階となるのは直径50㎝以上の円が内接することができる開口部が当該階の床面積の合計の30分の1を超える階である。
  3. 10階以下の階では、開口部又は道に通ずる幅員1m以上の通路その他の空き地に面したものであること。
  4. 床面から開口部の下端までの高さは、1.5m以内であること。
  5. 開口部は、格子その他の内部から容易に避難することを妨げる構造を有しないものであり、かつ、外部から解放し、又は容易に破壊することにより進入できるものであること。

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答えは2、3、5  10階以下の階で必用な大型開口部は2カ所 床面から開口部の下端までの高さは1.2m以内

消防設備の問題にチャレンジ! 消防設備士について

消防設備士工事の対象設備(問題数2)

チャレンジ問題1

次の消防用設備を新たに設置する場合、消防設備士の資格が無くても工事できるものはどれか1つ以上選べ。

  1. 移動式粉末消火設備
  2. 自動火災報知設備
  3. ガス漏れ火災警報設備
  4. 吊り下げ式避難はしご

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答えは4のみ 移動式粉末消火設備であっても消防設備士の独占業務に該当するため注意が必要です。避難器具の中でも金属製避難はしごは固定式のものだけが消防設備士の独占業務に該当する点に注意しましょう!
チャレンジ問題2

次の必用とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備について、当該設備を新たに設置する場合、消防設備士の資格が無くても工事できるものはどれか1つ以上選べ。

  1. パッケージ型自動消火設備
  2. パッケージ型消火設備
  3. 共同住宅用自動火災報知設備
  4. 特定小規模施設用自動火災報知設備(無線式かつ受信機を設置しないもの)

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答えは4のみ 受信機を設置する特小自火報の設置は消防設備士に限られる!

着工届を要しない軽微な工事(問題数2)

チャレンジ問題

次の消防用設備のうち、消防法第17条の14に基づく着工届が必要なものを一つ選択せよ。

  1. 自動火災報知設備の電源部分に係る工事
  2. 屋内消火栓の水源部分に係る工事
  3. 移動式粉末消火設備の設置に係る工事
  4. 避難器具(滑り台)の設置に係る工事

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答えは3 粉末消火設備の設置であるため着工届が必要。避難器具で対象となるのは金属製避難梯子(固定式)、救助袋、緩降機のみであり、滑り台はそもそも対象外
チャレンジ問題4

次に掲げる消防用設備等の整備について、消防設備士でなくても行える軽微な工事に該当するものを1つ以上選べ。

  1. 自動火災報知設備の感知器種別の交換
  2. 屋内消火栓設備のホースの交換
  3. 屋外消火栓設備のホース格納箱の補修
  4. 屋内消火栓設備のポンプの交換

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答えは2及び3 軽微な整備は、表示等の交換や屋内消火栓設備又は屋外消火栓設備のホース又はノズル、ヒユーズ類、ネジ類等部品の交換、消火栓箱、ホース格納箱等の補修その他これらに類するものが該当する

消防設備の問題にチャレンジ! 検定12品目について

検定に関する用語(問題数1)

チャレンジ問題1

消防法第21条の2についての記述について、正しいものを1つ以上選べ。

  1. 「形状等」とは一定の形状、構造、材質、成分及び性能のことで、形状等を有しないときは火災の予防若しくは警戒、消火又は人命の救助等のために重大な支障を生ずるおそれがある。
  2. 「検定対象機械器具等」とは消防用設備等の使用状況からみて、形状等を有することについてあらかじめ検査を受ける必要があると認められる消防法施行令第35条で定める12品目のこと。
  3. 「型式承認」とは、検定対象機械器具等の型式に係る形状等が総務省令で定める検定対象機械器具等に係る技術上の規格に適合している旨の承認をいう。
  4. 「型式適合検定」とは、検定対象機械器具等の形状等が型式承認を受けた検定対象機械器具等の型式に係る形状等に適合しているかどうかについて総務省令で定める方法により行う検定をいう。

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答えは全て正しい

検定の対象(問題数1)

チャレンジ問題2

次の機械器具等について、消防法第21条の2第1項に定める検定を受ける必要があるものとして誤っているものを1つ選べ。

  1. 消火器
  2. 水溶性液体泡消火薬剤
  3. 住宅用防災警報器
  4. 緩降機

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答えは2  ※施行規則第34条の3で水溶性液体用泡消火薬剤が除かれています。

消防設備の問題にチャレンジ! 消防法第17条の4に基づく命令

設備設置維持命令の命令権者と受命者(問題数1)

チャレンジ問題1

次の消防法第17条の4に関する文章について適切でないものを1つ選べ。

  1. 命令権を有しているのは消防長又は消防署長である。
  2. 違法増築により300㎡以上となった飲食店の建物所有者に自動火災報知設備を設置するよう消防法第17条の4を根拠に命令した。
  3. テナント入店に伴い、建物全体にスプリンクラー設備の設置が新たに必要となった。テナント占有者に対しスプリンクラー設備を設置するよう消防法第17条の4を根拠に命令した。
  4. テナント入店に伴い、テナント部分に避難器具の設置が新たに必要となった。テナント占有者に対し吊り下げはしごを設置するよう消防法第17条の4を根拠に命令した。

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答えは3 →固定的な消防用設備等であるため、建物所有者に命令することが妥当

おわりに

今回は消防検査の受検義務、無窓階の定義、検定12品目、17条の4命令についての内容でした。間違えた問題や正解するまでに時間を要した問題はからなず法令文等で深く学習するようにしましょう。

検定合格を目標にするならば、間違えた問題や苦手な分野等の穴を埋める学習が重要になります。検定試験日まで自身に見合った学習スケジュールを立てて継続的に勉強を進めましょう!

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