予防技術検定 消防設備 過去問&類似問題&予想問題 その2(消防設備の種類、点検報告制度)

学習テキストと色鉛筆 予防技術検定関連

このページでは予防技術検定(消防設備)の過去問や類似問題、予想問題を公開しています。

問題にひたすらトライアル&エラーを繰り返すことで短時間で効率よく学習できるページです。間違えた問題は法令や解説ページで復習をすることでさらに効果的ですよ。

消防設備の問題にチャレンジ! 消防設備の種類

消防法施行令7条の用語の定義(問題数1)

チャレンジ問題1

次の表の消防用設備等の種類と名称について正しくない組み合わせを選べ。

番号種類設備名称
(1)消火設備スプリンクラー設備
(2)警報設備消防機関へ通報する火災報知設備
(3)避難設備誘導標識
(4)消火活動上必要な施設防火水槽

クリックして答えを見る!?
答えは(4) 防火水槽は「消防用水」であるため誤り。

消防用設備と建築設備(問題数2)

チャレンジ問題2

次の消防法施行令第7条についての記述について誤っているものを1つ以上選べ。

  1. 消防の用に供する設備とは、消火設備、警報設備、避難設備及び消火活動上必要な施設である。
  2. 消防用水とは、防火水槽又はこれに代わる貯水池その他の用水である。
  3. 消火活動上必要な施設は、排煙設備、連結散水設備、連結送水管、非常コンセント設備及び無線通信補助設備である。
  4. 建築設備とは建築物に設ける電気、ガス、給水、排水、換気、暖房、冷房、消火、排煙若しくは汚物処理の設備又は煙突、昇降機若しくは避雷針をいうため、スプリンクラー設備もこれに含まれる。

クリックして答えを見る!?
答えは(1)消火活動上必要な施設は「消防の用に供する設備」ではないため誤り
チャレンジ問題3

次に掲げる設備について、消防法第17条第1項に規定する「政令で定める消防の用に供する設備」に該当しないものを1つ以上選べ。

  1. 感震ブレーカー
  2. 乾燥砂
  3. 誘導標識
  4. すべり台

クリックして答えを見る!?
答えは(1) 2~4は消防法施行令第7条に記載される。

消防設備の問題にチャレンジ! 点検報告制度

消防設備点検報告の時期(問題数2)

チャレンジ問題1

消防用設備等の点検の結果の報告に関する記述について、正しいものを2つ選べ。

  1. 3項ロは1年に1回以上の報告が必用
  2. 5項ロは3年に1回以上の報告が必用
  3. 7項は1年に1回以上の報告が必用
  4. 16項ロは1年に1回以上の報告が必用

クリックして答えを見る!?
答えは1及び2 非特定用途は3年に1回以上の報告義務
チャレンジ問題2

次の防火対象物の点検結果の報告時期について誤っている組み合わせを1つ選べ。

  1. 1項イ - 1年に1回
  2. 11項 - 3年に1回
  3. 16項ロ - 3年に1回
  4. 17項 - 1年に1回

クリックして答えを見る!?
答えは4  点検結果の報告時期は特定用途と非特定用途で分かれおり、特定用途は1年に1回、非特定用途は3年に1回です。17項は3年に1回の報告が必要であるため誤りとなります。

有資格者による点検義務(問題数2)

チャレンジ問題3

消防用設備等の点検及び報告に関して、有資格者が点検をしなければならない防火対象物を次の中から1つ選べ。

  1. 高層建築物
  2. 特定防火対象物
  3. 特定1階段等防火対象物
  4. 重要文化財

クリックして答えを見る!?
答えは3  有資格者が点検しなくてはならない防火対象物は、(1)1,000㎡以上の特定用途 (2)1,000以上の非特定用途で消防長又は消防署長が指定 (3)特定1階段等防火対象物
チャレンジ問題4

次の防火対象物のうち、消防設備士又は消防用設備等点検資格者に点検させなければならないものとして、誤っているものを1つ選べ。

  1. 延べ面積2000㎡の物品販売店舗(4項)
  2. 延べ面積2000㎡の事務所(15項)
  3. 延べ面積1000㎡の複合用途防火対象物(16項イ)
  4. 延べ面積200㎡の飲食店(3項ロ:特定1階段防火対象物)

クリックして答えを見る!?
答えは2   非特定用途は面積1,000㎡以上の条件に加え、消防長又は消防署長の指定があるため注意が必用

消防法第17条の3の3条総合問題(問題数3)

チャレンジ問題5

次の防火対象物に設置される消火器について消防法17条の3の3に基づく点検義務が生じない可能性があるものを1つ選択せよ。

  1. (6)項イ(1) 150㎡ 
  2. (6)項イ(4) 200㎡
  3. ガソリンを貯蔵する少量危険物貯蔵庫
  4. 屋外に設置されるキュービクル変電設備

クリックして答えを見る!?
答えは4  屋外に設置されるキュービクル変電設備という条件だけでは消防法令で消火器の設置義務が生じない可能性が高い。
チャレンジ問題6

消防法第17条の3の3に定める消防用設備等又は特殊消防用設備等の点検及び報告に関する次の記述について、誤っているものを1つ以上選べ。

  1. (1)項イに掲げる防火対象物の用途に供される部分が3階に存する防火対象物で、当該階から避難階又は地上に直通する階段が屋内階段1のみである防火対象物の消防用設備等は消防設備士又は消防設備点検資格者に点検をさせなければならない。
  2. (9)項イに掲げる防火対象物で、延べ面積が1,000㎡以上のものは消防設備士又は消防設備点検資格者に点検をさせなければならない。
  3. (6)項ロに掲げる防火対象物で、延べ面積が275㎡以上のものは消防設備士又は消防設備点検資格者に点検をさせなければならない。
  4. 消防用設備等又は特殊消防用設備等の点検を要する防火対象物には、消防法施行令第一に掲げる全ての防火対象物が含まれる。

クリックして答えを見る!?
答えは3及び4  3については正しくは1,000以上で他の特防と同じ。4については(20)項は除かれるため誤り。
チャレンジ問題7

消防法第17条の3の3に規定する消防用設備等の点検及び報告に関する次の記述について、誤っているものを1つ選べ。

  1. 本条の適用対象となる消防用設備等及び特殊消防用設備等は、任意に設置されたものも含まれる。
  2. 危険物施設は消防法第17条の3の3の適用はされない。
  3. 消防法設備等の点検及び報告が義務付けされている者は防火対象物の所有者、管理者又は占有者である。
  4. 令32条の適用を受けて、本来必用な消防用設備等の設置に替えて設置された消防用設備については消防法第17条の3の3の適用はされないが、これに準じた取り扱いをすることが望ましい。

クリックして答えを見る!?
答えは1  任意設置の場合は消防法第17条の3の3の適用は無い。逐条解説参照

おわりに

今回は消防用設備等の種類、点検報告制度についての内容でした。間違えた問題や正解するまでに時間を要した問題はからなず法令文等で深く学習するようにしましょう。

検定合格を目標にするならば、間違えた問題や苦手な分野等の穴を埋める学習が重要になります。検定試験日まで自身に見合った学習スケジュールを立てて継続的に勉強を進めましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました