東日本大震災から10年が経過し防災教育や防災リテラシーを高める動きが活発になっていますね。
今回は、子供が楽しく防災について学ぶ事ができて、家庭内で防災が話題になるようなそんなオススメの一冊について紹介します。
突然ですが、「科学漫画サバイバルシリーズ」はご存じですか? 私自身最近知ったのですが、子供たち(特に小学生)に人気の漫画で学べる学習本であり、朝日出版社から出版されています。サバイバルシリーズは人体の不思議や水族館の秘密、超高層ビルの技術など多くの分野を子供たちが楽しく学べるよう「漫画」や「クイズ」で分かり易く解説されており、防災目線でも地震や火災、台風など災害種別ごとに知識をインプットすることが可能です。
そんなサバイバルシリーズから防災やコロナといった最近の複合災害全般的な内容として「防災のサバイバル」が出版されています。内容は今までに出版された防災分野の総集編のようなものであり、クイズで考えながら読み進める事ができ、子供が自ら進んで防災について学習してくれる一冊に仕上がっています。
今回はそんな「防災のサバイバル」の魅力について解説します。
「防災のサバイバル」の魅力
私が防災のサバイバルを読んでみて、子供の防災教育は「これが最適だ!」と感じた大きなの理由は考えながら読む事と読み進めることが簡単だという事です。それぞれの理由について詳しくお伝えします。
#東日本大震災から10年 の3.11にこの本を知って、今日買い物行った時に思い出して本屋さんで購入!子供がクイズ形式で楽しかったし、わかりやすかった😊👍️って言って、一気に最後まで読みきっちゃった😄私も早く読まないと🤣#科学漫画サバイバル #防災のサバイバル pic.twitter.com/CuWWeyDyHh
— chibikkuma (@SOrbYYoDDfnKuyR) March 15, 2021
考えながら読む
本を読む事は「考えながら読む」事であり、当たり前の事に対して何を言っているんだと感じた方もいるでしょう。
今回は子供の防災教育というに視点を絞った話です。
防災についての「考えながら」とは、災害時の自身の行動に対して多くの選択肢がある中で、「こうしたらどうなるのだろう?」、「選んだ選択は何が間違っているのだろう?」といった答えという知識を本を読んで得る前に考えることが実際の災害においても重要なところです。
子供達に積極的に考えることを促す手法として防災のサバイバルでは「クイズ」として問題提起をしています。クイズは全てで40問以上であり、地震、台風、アウトドア、新型コロナウイルスの4つの大項目に分類されています。
読み進めることが簡単
サバイバルシリーズはフルカラーのマンガです。漢字には振り仮名もあるため小学校低学年でも楽しく学習することが可能です。
公式HPでは試し読みで内容を少し確認することもできますので、サバイバルシリーズを読んだことが無い方は少し確認してみて下さい。
サバイバルシリーズから学ぶ防災
防災のサバイバルの主人公はサバイバルシリーズでお馴染みのジオです。
バーチャル防災訓練ルームという自宅を模した訓練施設において自宅で一人でくつろいでいる中、地震にあったという想定のもと、リビングルーム内での安全行動やトイレ休憩中に余震が起こった際の行動を「どうする?」「どうしたらいい?」と読者とともに考えます。
読者は主人公とともに安全行動を考え、間違った選択をした場合の被害についても分かり易く解説されるものです。
新型ウイルスからのサバイバルでは「人類の歴史は感染症とのたたかいだった!」やマスクやアルコール消毒液の正しい使い方なども解説されており、大人が読んでも「なるほど、そのとおり!」と頷ける内容となっています。
スマホが使えない時の連絡方法や、自分専用の防災リュクの作り方など、自信で防災について考えるためのきっかけになるため、防災教育の入門にはうってつけです!
おわりに
私自身サバイバルシリーズが子供達の間で人気であるという事は全く知りませんでした。
最近震度5前後の地震がちょくちょく発生していたこともあり、子供にふと「トイレの中で地震にあったらどうする?」と聞いたことがありました。すると、「閉じ込められないように、すぐに出る!」と即答したのです。話を聞くと小学校の図書室にあるサバイバルシリーズに書いてあったとのことで、自身で学び理解していることに驚きました。
その後、私も子供が読んだという「防災のサバイバル」を購入し読んだところ、防災教育の取っ掛かりとしてこれ以上は無いと感じたところです。今では他のサバイバルシリーズも購入を続けており、子供と一緒に学習しています。
サバイバルシリーズから家庭内の防災力を高めましょう!
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